渡島慰霊追悼式
硫黄島協会は先の大戦で戦死した21,900名陸海軍将兵のご遺族の強い希望により、
政府と交渉を重ね、昭和43年より今日まで、43回に及ぶ慰霊墓参を行っています。
硫黄島への渡島手段は、航空自衛隊の輸送機に同乗させて頂くか、船舶をチャーター
するかの方法しかありません。硫黄島協会は国の協力で、年に1回巡拝を実施しています。
毎回、多くのご遺族が渡島を希望されるものの、多くの方が順番待ちを強いられている事も
事実です。また、硫黄島協会ではこれまで小笠原村の父島から船舶をチャーターしての
墓参も20回行ってきました。今後も「御霊を弔いたい」とのご遺族の要望が続く限り、
この慰霊墓参活動を続けていく所存です。
戦後半世紀を経た今日、歴史の風化と関係各位の高齢化が進み、年々、渡島慰霊も困難を
極めています。
しかし、未だ多くのご遺族が「肉親が散華した硫黄島に何としても渡りたい」と硫黄島への
渡島を切望しております。21世紀をまもなく迎える昨今、ご遺族そして旧島民の方々さえ
自由に渡る事の出来ない硫黄島に、いつの日か誰もが渡れる事を願ってやみません。